【WWE】サレイが待望のWWE・NXTデビュー戦を圧巻の勝利で飾る

サレイはゾーイ・スターク(下)に快勝してWWEデビュー戦を飾った(2021-WWE,-Inc.-All Rights Reserved.)

配信されたWWE・NXT大会で、Sareee改めサレイ(25)が待望のWWEデビュー戦を鮮やかな勝利で飾った。

番組冒頭から“太陽の戦士”(ウォリアー・オブ・ザ・サン)とトップカードで紹介され、会場入りする姿まで放送される破格の扱い。堂々とリングに立ったサレイは、前NXT女子王者の紫雷イオ(30)に挑戦経験もあるゾーイ・スターク(27)と激突した。

サレイは開始からミサイル弾、ダブルアームホイップ、鎌固め、網打ち原爆などスピーディーかつ豊富な技で場内を沸かせる。最後はスピンキックから「フィニッシュ!」と叫んで十八番の裏投げ(Tボーンスープレックス)一閃。完璧な3カウントを奪った。

試合後はゾーイも敬意を表して握手。サレイは無邪気な笑顔でリング四方に手を振った。

しかしゾーイが退場するところをイオの宿敵で「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」初日大会(7日)のシングル戦でゾーイに敗れているトニー・ストーム(25)が襲撃。サレイはリングから猛ダッシュで駆けつけると、ゾーイを介抱してトニーと視殺戦を展開した。

デビュー戦から早くもNXT女子トップ勢に目をつけられたサレイ。今後はトニーとの遺恨が発展する可能性も出てきた。

サレイは自身のツイッターに英語で「一生忘れられない夜になりました。真のスーパースターになるまでたゆまぬ努力を続けます。私を応援してくださった全ての方に感謝します!」と感激の胸中を投稿した。“太陽の戦士”は目標のNXT女子王座まで一直線に突き進むつもりだ。

サレイは2011年4月17日ディアナ有明大会の里村明衣子戦でデビュー。WWWD世界女子王座、センダイワールド王座などを戴冠。デビュー10周年を迎えた今年3月、WWEと正式契約を交わし、デビュー前から大きな期待を集めていた。

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