【WWE】KUSHIDAが待望のWWE初戴冠 ! 日本語で歓喜の絶叫「ありがとう!」

WWEクルーザー級王座を奪取したKUSHIDA(2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

配信されたWWE・NXT大会で元新日本プロレスのKUSHIDA(37)が、WWEクルーザー級王者のサントス・エスコバル(36)を撃破。新王者となって、入団2年目で待望のWWE初戴冠を果たした。

従来のジーンズ姿から、白にオレンジの線が入ったショートタイツと白いリングシューズにコスチュームを一新したKUSHIDAは開始前からドロップキックで先制。スチール製階段攻撃から雪崩式ウラカンラナで投げ捨てられるピンチをマンハッタンドロップキックで脱すると、マサヒロ・タナカ(右ストレート)で逆転する。

さらにはアッパーカットから、豪快な雪崩式ハンマーロックスープレックス。正調式ハンマー弾をカウント2・9で返されるとペレキックで反撃。最後は二転三転した丸め込み合戦をエビ固めで制し、鮮やかな3カウントを奪った。感極まった新王者はベルトを抱いて花道を転がり回った。

KUSHIDAは「とてもハードな2年間でした。でもきょうは特別な日になった。僕がベストです。NXTファンの皆さんに感謝します!」と感無量の表情で語り、最後は日本語で「ありがとう!」と叫んだ。

2019年4月に新日本からWWEに入団。NXT北米王座などに挑むも惜敗していたが、待望の初戴冠。日本人では戸澤陽(35)以来、約3年8か月ぶりとなる同王座戴冠を果たした。

試合後には控え室でウィリアム・リーガルGM(52)の祝福を受けていると、前NXT・UKクルーザー級王者ジョーダン・デブリン(30)が挑戦を表明。KUSHIDAは「いつでもやってやるよ!」と即答した。

映像では宿敵ピート・ダン(27)も挑戦を表明しており、早くも難敵が出現したKUSHIDAの防衛ロードに注目が集まってきた。

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