諫早市 5月の成人式断念 祝辞など事前収録動画をYouTubeで配信

 新型コロナウイルス問題で延期していた成人式を5月の連休に合わせて開く予定だった長崎県の諫早市は22日、感染が再拡大しているとして参集型での開催を断念し、事前収録した市長祝辞などを動画配信する形式に変更することを明らかにした。
 市は当初、延期していた成人式について、帰省しやすい連休中の開催を計画。出席者を新成人に制限し、時間も短縮するなど感染防止対策を徹底した上で、5月3日に諫早文化会館で開く予定だった。しかし、その後、県内でも変異株を含む感染が急拡大しているとして県が警戒警報を発令したのを踏まえ、断念した。
 大久保潔重市長の祝辞、新成人の「誓いのことば」、募集した思い出の写真を使ったスライドショーを事前収録し、5月3日午後2時半から市公式ユーチューブで配信する。市生涯学習課は「新成人による実行委を昨年夏ごろに立ち上げ、準備を重ねてきた。残念で仕方ないが、形を変えてお祝いの気持ちを届けたい」としている。

 


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