【関西オープン】谷口徹が首位タイ 歴代3位の年長Vへ「やる気ないぐらいでちょうどいい」

谷口徹

ゴルフの国内男子ツアー「関西オープン」2日目(23日、兵庫・有馬ロイヤルGCロイヤルC=パー71)は53歳の谷口徹と、21歳の石坂友宏(日本ウエルネススポーツ大学)が通算10アンダーで首位に並んだ。

優勝すれば国内男子ツアー史上3番目の年長Vとなる谷口は、この日はまだ気温が上がる前の午前7時半にセーター姿で1番パー5からスタート。いきなり2オンに成功させたショットを「やる気なく打った」と説明した。

とてもそうは見えなかったが「やる気ないぐらいで、ちょうどいいんです」と、初日の平均スコアが「4・593」で難易度が2番目に低いホールだけにバーディーが欲しいとガツガツするのではなく、ほどよいリラックスが好プレーにつながる秘訣だと話した。

勝てば2006年「三井住友VISA太平洋マスターズ」での中嶋常幸の52歳23日を抜き、2002年「全日空オープン」での尾崎将司(55歳241日)、1990年「大京オープン」での杉原輝雄(53歳178日、年齢はいずれも当時)に次ぐ歴代3位の53歳74日の年長者となる。谷口は18年の「日本プロ」Vが50歳92日で、現時点で歴代5位の記録保持者だ。

2日間でボギーはこの日の2番だけ。安定感抜群のゴルフに「自分自身では満足してますし、明日からも頑張りたい」と穏やかに闘志を燃やした。

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