ウェールズサッカー協会は23日、同国代表のライアン・ギグス監督(47)が女性2人に暴行した罪で起訴されたことを受けて、今夏の欧州選手権は、ギグス氏に代わってアシスタントコーチのロバート・ページ氏が同代表を指揮することを発表した。
ギグス氏は現役時代にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)で活躍し、チームに数々のタイトルをもたらした元スーパースター選手。2014年に現役を引退後、指導者に転身し、マンUのアシスタントコーチを経て、18年からウェールズ代表監督を務めていた。
英「BBC」などによると、昨年11月1日にマンチェスターにある自宅で18年から交際するガールフレンドのケイト・グレビルさんと、20代の女性に対して暴行を加えた容疑で逮捕されていたという。
ギグス氏は選手として華々しいキャリアを持つ一方、プライベートでは女性トラブルが絶えず、07年にステーシー・クックと結婚するも、11年にミス・ウェールズのイモージェン・トーマスとの不倫、さらに実弟ロドリ・ギグスの妻ナターシャとも約8年間にわたって不倫していたことが英国をにぎわせた。