【新型コロナ】神奈川県のまん延防止、鎌倉、厚木など6市追加 酒類提供は「終日停止」

県の対策本部会議でメッセージを発信する黒岩祐治知事=県庁

 県は24日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、「まん延防止等重点措置」の対象区域に、新たに鎌倉や厚木など6市を追加することを決定した。すでに適用されている3政令市を含め9市となり、対象区域の飲食店などに酒類提供の「終日停止」を要請することも決めた。期間は28日から5月11日までとし、大型連休中の対策強化を図る。

 追加される6市は、鎌倉、厚木、大和、海老名、座間、綾瀬市。人口10万人当たりの新規感染者数が多いことや病床利用率が高いことなどを踏まえて判断し、各市長らの了承を得たという。区域拡大は緊急事態宣言が発令される東京都からの流入を防ぐのも狙いだ。

 横浜、川崎、相模原市を含む対象の9市では、飲食店などに対し午前5時から午後8時までの営業時間短縮要請に加え、午前11時から午後7時までとしていた酒類提供を「終日停止」とする。客による酒類持ち込みも認めないよう要請。適用地域以外の飲食店などにも、酒類提供本数や提供時間の制限を求める。

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