新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は15日、改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を適用するよう政府に要請した。
同日、対策本部会議を開き、感染状況などを踏まえて横浜、川崎、相模原の3政令市を適用地域とする方針を確認。黒岩祐治知事は「非常に残念なことだが感染者が増え始めたときに、なるべく早く抑えたい」と強調した。
適用地域では、現在の要請では午後9時までとしている飲食店の営業時間について、午後8時までに短縮するよう求める。要請に応じた店舗には協力金を支給する。
飲食店には利用客にマスク着用などの感染防止対策を周知するよう求め、店舗の見回り調査も強化する。対策の詳細は、政府が重点措置の適用を決定後、県があらためて対策本部会議を開いて決める。