【新型コロナ】宿泊療養施設の入所者が無断外出 神奈川県が発表

 県は24日、新型コロナウイルスに感染し、川崎市内の宿泊療養施設に入所していた30代男性が無断で外出し、同市内の飲食店と物販店に入店していた、と発表した。

 県によると、同日午後4時15分ごろ、リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉(同市中原区)の入退所口で、外出しようとしている男性に気づいた警備員が「利用者ですか」と声を掛けたところ、男性は否定し徒歩で外出した。

 男性はマスクを着用し、歩いて近隣の飲食店と物販店で食品や日用品を購入。午後4時50分ごろ、施設の警備員に対し「県から日用品は買ってきて良いといわれた」と虚偽の説明をして、施設に戻った。

 警備員から連絡を受けた県職員が監視カメラの映像などから男性を特定。男性は20日に感染が確認され、無症状患者として24日に入所し、5月1日に退所予定だった。県管理の施設から入所者が無断で外出する事案は4件目。

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