スーパーフォーミュラ・ライツ第5戦鈴鹿は名取鉄平が逃げ切り連勝。今季3勝目

 Buzz presents 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦は4月25日、三重県の鈴鹿サーキットで12周の決勝レースが行われた。レースはポールポジションスタートの名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)がそのまま逃げ切り、今季3勝目をマーク。2位は佐藤蓮(TODA FIGHTEX)、3位はジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)となった。

 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レースのなかで開催されている全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第2大会。前日の第4戦では名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)と佐藤蓮(TODA FIGHTEX)の首位争いがファイナルラップに接触というかたちで終わるレースとなったが、この日の第5戦はそのふたりがフロントロウからレースを戦う。

 薄曇りのなか迎えたスタートでは、フロントロウの名取と佐藤はそのままポジションをキープして1コーナーへ。一方3番手で、直前までスーパーフォーミュラのフリー走行をこなしていたジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)はわずかに遅れ、平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)が3番手に浮上する。

 中盤、名取と佐藤、やや間隔があき平良とアレジのバトルが展開されていったが、上位陣は膠着した戦いが展開されていった。ただ10周目、ストレートで3番手の平良のスリップにアレジが入ると、2コーナーに向けてアウトから並びかけオーバーテイク。アレジが3番手、平良が4番手となった。

 一方トップ争いは、終盤佐藤が名取とのギャップを縮めていくが、名取が最後は0.535秒のリードを守り2連勝。今季3勝目をフルマークで飾った。佐藤は2位、アレジが3位という結果に。4位は平良、5位は野中、序盤に河野駿佑(RS FINE K&N 320)をかわした三宅淳詞(MAX RACING 320)が6位となった。

 マスタークラスは、序盤から好ペースを維持していた今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がリードを築き、植田正幸(MAXRACING RN320)を少しずつ引き離していたが、ファイナルラップの日立アステモシケインで入山翔(Albirex-RT)と今田が接触。今田は入山のフロントタイヤに乗り上げてしまいマシンが1回転。ただ、今田に怪我はなくマシンを下りている。これでマスタークラスは植田が今季2勝目を飾った。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦鈴鹿決勝レース結果

Pos M No Driver Car Name Team Laps Grid Qualify

1

50 名取鉄平 Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM 12 1 1’51.677

2

2 佐藤蓮 TODA FIGHTEX TODA RACING 12 2 1’52.039

3

36 G.アレジ Deloitte. TOM’S 320 TOM’S 12 3 1’52.232

4

37 平良響 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 12 4 1’52.336

5

1 野中誠太 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 12 7 1’52.903

6

10 三宅淳詞 MAX RACING 320 ルーニースポーツ 12 5 1’52.443

7

35 河野駿佑 RS FINE K&N 320 RS FINE 12 6 1’52.853

8

30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 12 10 1’54.468

9 M 11 植田正幸 MAX RACING RN320 ルーニースポーツ 12 12 1’57.244

10 M 51 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 12 11 1’56.285

11

5 入山翔 Albirex-RT ALBIREX RACING TEAM 12 8 1’53.978

12 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 11 9 1’54.216

天候:曇り 路面:ドライ
ファステストラップ:名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320) 1’52.655 4/12
ペナルティ:No.5は、黒白旗提示 (T2走路への危険な復帰)
No.5は、競技結果に30秒加算 (全日本スーパーフォーミュラライツ選手権統一規則 第15条1-1)(危険なドライブ行為))

スーパーフォーミュラ・ライツ第5戦鈴鹿のスタートシーン
名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)とジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)
野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)
スーパーフォーミュラ・ライツ第5戦鈴鹿を制した名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
マスタークラス優勝を飾った植田正幸(MAXRACING RN320)

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