マンU米国人オーナー〝ESL参加〟表明で退陣運動激化 クラブ売却も視野

スールシャール監督(中)と共同会長のジョエル・グレーザー氏(左)、ブラム・グレーザー氏(右)(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、欧州スーパーリーグ(ESL)参加表明(すでに撤退)に端を発してサポーターから激しい米国人オーナー退陣運動にさらされている。

英紙「サン」によると、24日も本拠地・オールドトラフォード周辺にESL参加に激怒した大勢のサポーターが集結。「Glazers Out(グレイザーズ一家よ、去れ!)」と書かれた段ボールなどを持ってオーナー排除を訴え、中には米国国旗を燃やす者までいるほどだ。SNSでも「Glazers Out」にハッシュタグをつけて反対運動を広げている。

グレイザー一家は2005年で7億9000万ポンド(約1220億円)で買収したが、これまでサポーターとの支持を得られておらず、蓄積された不満がESLをキッカケに爆発した格好だ。

そんな中、英紙「ミラー」は、マンUのオーナーがクラブの売却価格を40億ポンド(約6180億円)に設定したと報じた。買収したときより約5倍という法外な値段もESL実現なら適正だというが、買い手は現れるのか。

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