【ボクシング】ロマチェンコvs中谷正義が6月に実現へ 米メディアは中谷にも高評価

中谷正義(帝拳ジム提供)

史上最速で世界3階級制覇を果たしたワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)が、6月26日に米ネバタ州ラスベガスでWBOインターコンチネンタル・ライト級王者の中谷正義(32=帝拳)と対戦すると、米スポーツ専門局「ESPN」をはじめ複数の海外メディアが報じている。

長らく「パウンド・フォー・パウンド」(体重差がないと仮定した場合のランキング)1位に君臨していたロマチェンコだが、昨年10月に世界ライト級4団体統一戦でテオフィモ・ロペス(23=米国)に判定負け。その試合後に肩の手術を受け、これが再起戦となる。

一方の中谷は昨年12月にラスベガスでフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に、2度ダウンを喫してからの9ラウンド逆転TKOで勝利。その前戦では判定で敗れはしたが、ロペスと激闘を演じるなど米国でも株を上げている。

米メディア「SBネイション」は「中谷は非常にタフで世界の135ポンド(ライト級)でもトップ10の選手。これは誰もが好む試合だ」と高く評価。キャリア最大の強敵相手にどう立ち向かうか、注目だ。

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