【大相撲】芝田山広報部長「協会は常に緊急事態宣言を出している状態」 感染対策の徹底を強調

芝田山広報部長

日本相撲協会の芝田山広報部長(58=元横綱大乃国)が26日、電話取材に応じた。

政府の4都府県を対象にした緊急事態宣言(25日~来月11日)を受けて、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)は3日目まで無観客開催となった。芝田山広報部長は「政府は感染状況の推移を見て(期限の)数日前に延長するかしないかを決めるだろうから、そのときにこちらも対応を考える」と説明。現状、4日目以降は観客5000人規模の開催を予定している。

そんな無観客での開催は昨年春場所以来。それでも、芝田山部長は「無観客でやらざるを得なくなってしまったことは仕方ない。ただ、NHKさん、ABEMAさんとかで放送は行われる。無観客であっても、全国または世界の人たちが楽しみに土俵に目を向けてくれているので、一人ひとりが稽古で培った力を出してもらいたい」と奮起を促した。

協会は本場所2週間前から本場所期間中は原則外出禁止とするなど、徹底した感染対策を続けている。芝田山部長は「去年の大阪(春場所)は雲をつかむような状況で対策をしていたが、そこから引き上げて、世間に緊急事態宣言が出ていなくても協会は宣言を常に出している状態で行動している。必要最小限以外は出歩かない、マスク、手洗い、シャワー、これらを守っていくしかない」と気を引き締めた。

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