意外にもCLでは初対戦!試合巧者レアルは苦手トゥヘル監督に先勝なるか ~CL準決勝1stレグプレビュー~

 欧州スーパーリーグ騒動で一時はUEFAチャンピオンズリーグ追放の恐れがあったものの、なんとか事なきを得たレアル・マドリードとチェルシー。CLでは初対戦となったビッグマッチは、どのような物語を描くだろうか。

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欠場者情報
レアル・マドリード
・ルーカス・バスケスはバルセロナとの“エル・クラシコ”で左膝の後十字靭帯を捻挫。深刻な状態で、今シーズン終了が決定的となった。
・またフェデリコ・バルベルデもハムストリングの負傷に加え、コロナウイルス陽性によりピッチに立てない。またフェルラン・メンディも負傷でリハビリに励んでいる。
・セルヒオ・ラモスはFIFAワールドカップ欧州予選コソボ戦で後半から出場し左足ふくらはぎを負傷。離脱期間を明かされてないものの、リバプール先出場は極めて困難となった。

チェルシー
・ハムストリングに問題を抱え直近の数試合を欠場していたマテオ・コバチッチ。懸命なリハビリの末、プレー可能なレベルまで回復した。

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マッチプレビュー
レアル・マドリード
 同カードは欧州の大会で4度目の実現となり、最後に対戦した1998年UEFAスーパーカップ以来に。チェルシーとはこれまでの対決でレアルは一度も勝利したことがない(1分2敗)。ただレアルはCLノックアウトラウンドでは10回中9回1stレグで勝利しており、うち8戦で2ゴール以上を決めている。ジネディーヌ・ジダン監督はCLで15試合以上チームを率いた24人の指揮官の内の一人で、27戦18勝勝率67%はどの監督よりも高い数字だ。

チェルシー
 CL準決勝に進出したのは今回で8回目のチェルシー。イングランド勢では最多、レアルの14回はどのチームよりも多い。またチェルシーがCL準決勝1stレグで敗れたのは過去に1回のみ。直近6試合で無敗を維持しており、得失点合わせて4つのゴールが生まれている。トーマス・トゥヘル監督はCLレアル戦で1勝3分と無敗中で、ロス・ブランコスに同大会で4戦負けなかったのはジェラール・ウリエ監督だけだ。

CLでは初対戦のビッグマッチ Photo Visionhaus

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