森山未來監督の短編映画 SSFF&ASIAのジャパン部門にノミネート 孤立した男の妄想と現実描く

森山未來が監督したショート・フィルム「in-side-out」が、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021」(SSFF & ASIA)のオフィシャルコンペティション(ジャパン部門)にノミネートされたことが明らかになった。

「in-side-out」は、森山と公私ともに関係が深い永山瑛太が主演を務め、コロナ禍でより身近になった”孤立”を、世間との接点は配達員が鳴らすインターホンだけとなった男が、妄想と現実の狭間(はざま)に生きる姿で描いた作品。磯村勇斗・柄本佑・白石隼也・津田健次郎・森山未來の5人の俳優が、制作費・制作日数など同じ条件で、25分以内のショートフィルムを制作するWOWOWのプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」から誕生した作品。

ノミネートについて森山は、「個人的には、去年にも『Delivery Health (the escort)』という作品をSSFF & ASIAさんに選んでいただいたという経緯があり、これらの作品をより多くの観客の皆さんに観てもらえることが素直に嬉しいです」とコメントを寄せている。

ジャパン部門優秀賞およびグランプリ(ジョージ・ルーカスアワード)は、6月21日に行われる映画祭アワードセレモニーにて発表される。グランプリを獲得すると、翌年の米国アカデミー賞短編部門ノミネートの候補作となる。

またノミネートを記念して、WOWOWで「in-side-out」が5月14日にアンコール放送される。さらに、6月4日には「特集:6/4はショートフィルムの日!」として、「アクターズ・ショート・フィルム」5作品などを放送。6月26日には、アクターズ・ショート・フィルムのこれまでを記録した「アクターズ・ショート・フィルム・ドキュメンタリー」が放送される。

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