細野豪志議員 原発処理水海洋放出をめぐる韓国原子力学会の見解を紹介「至極真っ当」

細野豪志氏

衆議院議員の細野豪志氏(49)が福島第一原発の処理水の海洋放出の批判について、27日、ツイッターで韓国の原子力学会の見解を紹介して反論した。

細野氏は「政治的目的で助長された放射能の恐怖が水産業者などの被害を拡大する自害行為になり得る」「(韓国政府に)政治的、感情的な対応を自制し、科学的な事実を土台に実用的に問題を解決するよう求める」と自国の原発処理水の放出などをめぐる韓国の原子力学会の見解について「至極真っ当な見解。風評被害の加害者が誰かは明確だ」と評価した。

日本の処理水の海洋放出を賛同しているものではないものの、細野氏は「このツイートを見た妻が『これ、日本学術会議が言ってくれたら良いのに』と一言」というエピソードを披露しつつ「私が知る限り、韓国原子力学会が出したこの正論を表明した日本の公的機関はない」と学術会議などの公的機関の対応に苦言を呈した。

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