【新型コロナ】27日の神奈川、212人感染2人死亡 変異株判明は61人

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で27日、2人の死亡と、10歳未満~90代の男女212人の感染が新たに確認された。うち125人の感染経路が不明。

 川崎市は、横浜に住む80代男性が死亡したと発表。男性は3月22日に発熱し、翌23日に川崎市内の病院で陽性と判明。入院していたが、4月26日に死亡した。

 伊勢原市の70代女性は県内の高齢者福祉施設の利用者で、24日に発熱や呼吸が苦しくなる症状が現れ、救急搬送されたところ、陽性判明。25日に亡くなった。

 横浜市内のクラスター(感染者集団)関連では慶応大ラグビー部で部員1人、日野病院(同市港南区)で入院患者2人の陽性が新たに判明し、感染者数はそれぞれ78人、33人になった。

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 県は27日、県内で既に発表されている新型コロナ感染者のうち、新たに男女61人が変異株に感染していたと発表。県内の変異株感染者は計609人になった。

 また県は、1月24日に感染が判明していた海老名市内の60代の男性について、発生届の事務処理ができていなかったと発表した。感染者数の増加に伴い、確認が不十分だったという。

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