「日本のプロ野球とサッカー賭博の合法化を検討」英紙が報道

Jリーグではすでにスポーツ振興くじ(toto)の対象になっている

英紙「フィナンシャルタイムズ」が、早ければ2024年から日本の野球とサッカーで賭博の合法化を検討していると報じた。

同紙は「新型コロナウイルスが日本にスポーツギャンブルのルールを再考するように促す。当局は、野球とサッカーへの賭博がパンデミック(感染爆発)によって打撃を受けた財政を支えることを望んでいる」と報じた。

Jリーグではすでにスポーツ振興くじ(toto)の対象になっているが、合法化されればブックメーカーが入って賭け方などが海外リーグのように多岐に渡ったり、日本代表の試合も対象となる可能性もある。プロ野球とともに〝完全解禁〟に向けて検討が開始されたという。

同紙によると、スポーツ賭博が合法化された場合はサッカーと野球を合わせて年間650億ドル(約7兆1000億円)程度の市場が誕生すると見込まれる。プロ野球、サッカーともに2024年からの解禁を目指すとしている。関係者の話として「スポーツ賭博への反対意見は、新型コロナ禍でプロスポーツ界が大きな経済的打撃を受けたため弱まった」と伝えている。

日本での野球とサッカーのギャンブル化は莫大な収益が期待できる一方で、大きな波紋も呼びそうだ。

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