ソフトバンク・工藤監督〝入念継投〟で連敗阻止「王選手とタイミングが合っているところで」

好投で先発の役目をバッチリ果たしたソフトバンク・武田

ソフトバンクが29日の日本ハム戦(ペイペイ)に2―1で勝利した。連敗を4で止めた。

先発・武田が抜群の投球だった。7回を投げて4安打無四球無失点。球数も89球と理想的だった。ただ、セットアッパー・モイネロは前日28日にも登板しており、現状3連投はさせない方針のため、投げさせれば30日のオリックス戦(京セラドーム)は使いにくくなる状況だった。

それでも工藤監督は2点リードの8回に万全を期してモイネロを投入。9回の守護神・森へとつないで勝利をつかみ取った。

指揮官は「連敗は止めないといけない」ときっぱり。8回は武田に対して2打数2安打と唯一当たっていた王柏融を迎えるイニングだったことを挙げ「王選手とタイミングが合っているところで、ランナーがいるところでとなったら嫌だなと言うのがあった。あそこはすっぱりと代えさせてもらった。(武田に)余裕はあったと思いますが」と入念な継投を振り返った。

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