ドジャースが地区2位転落 完投のバウアーを援護できず

【ドジャース1-2ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド

ドジャースは先発のトレバー・バウアーが113球を投げて8回4安打2失点の好投。ブルペンの力を借りず、最後まで1人で投げ抜いた。ところが、打線がブリュワーズ(4安打)の2倍以上となる9安打を放ちながらも9回表の1点のみに抑えられ、1対2で惜敗。13勝2敗の好スタートを切ったものの、直近11試合で8敗目となり、試合がなかったジャイアンツに0.5ゲーム差をつけられてナ・リーグ西部地区の2位に転落した。

主軸のコディ・ベリンジャーと開幕から好打を発揮していたザック・マキンストリーを故障で欠いているとはいえ、ドジャース打線の得点力不足が深刻だ。この日は4回表と7回表を除く7イニングで走者を出したが、2度の併殺打もあり、走者が得点圏に進んだのは5回表(二死1・2塁)、8回表(二死1・2塁)、9回表(無死2塁)の3度だけ。9回表無死2塁から2者連続三振のあと、バウアーの代打として登場したオースティン・バーンズのタイムリーで1点を返すのが精一杯だった。

一方のブリュワーズは今季初登板初先発のエリック・ラウアーが5回73球を投げて4安打無失点の好投。6回表はブラッド・ボックスバーガー、7回表はJ・P・ファイアーアイゼン、8回表はデビン・ウィリアムスが無失点に抑えた。9回表に登板したクローザーのジョシュ・ヘイダーはヒットとボークで無死2塁のピンチを招き、二死後に1点を失ったが、ムーキー・ベッツをライトフライに打ち取って試合終了。貯金は今季最多タイの5(15勝10敗)となった。

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