南野の処遇を巡ってリバプールとサウサンプトンが緊急会談 出番は増えるか

南野の今後は?(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンは所属する日本代表MF南野拓実(26)の処遇について保有元のリバプールと話し合いを行ったと、英メディア「ハンプシャー・ライブ」が29日に報じた。

南野は今年1月末にリバプールからレンタル移籍でサウサンプトンに加入。2月6日のニューカッスル戦と、同20日のチェルシー戦でゴールを決めたものの、カタールW杯アジア2次予選を戦うため日本代表に招集された3月末から現在まで試合に出場していない。そこで南野の現状について、両クラブが意見交換を行ったという。

同メディアは「今週(監督のラルフ)ハーゼンヒュットル(53)と彼のコーチはリバプールの代表者と会い、南野のレンタル契約、サウサンプトンでの彼の進歩、今後の計画について話し合った。そして、この数週間のミッドフィルダーの明らかなプレー不足にもかかわらず、会議は前向きに終わった」と伝えている。

ハーゼンヒュッルト監督は「今週、私たちは南野の立場について、彼の成長について話し合った。彼は絶対に不幸ではなかった」と強調し「彼は今のところプレーする時間がたくさんある。過去はそれほど多くはなかったが、今後5試合で南野にもプレーするチャンスがあると確信している」と明言した。

報道では南野の来季去就については触れていないものの、リバプールがサウサンプトンでの現状を問題視しているのは明らかだろう。同メディアは「日本代表がサウサンプトンに捨てられたことを懸念するリバプールのファンのためにプレーする機会をたくさん提供する」と報じており、再びピッチで躍動する姿が見られそうだ。

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