2021新作★OLFA WORKS(オルファワークス)から本格的フルタングナイフ「アウトドアナイフ サンガ」(SANGA)登場!

こんにちは!春はガーデニングとキャンプで大忙しのキャンプ協会インストラクターCampers_akiです。OLFA WORKS(オルファワークス)からカッター作りの知識と職人の研磨技術を形にした本格的なナイフ、「アウトドアナイフ サンガ」(SANGA)が発売されます。今回は「SANGA」(サンガ)の魅力をご紹介します ♪

「SANGA」(サンガ)の魅力は3.2mmの刃厚とタフなフルタング構造!

「折る刃式カッターナイフ」で有名なOLFA(オルファ)が、昨年春にカッター作りの知識と経験を活かしOLFA WORKS(オルファワークス)というアウトドアブランドとして立ち上げ、ブッシュクラフトナイフなどを発売しています。

そしてこの春、キャンプのマストアイテムとなる本格的ナイフ「アウトドアナイフ サンガ」(SANGA)[以下、SANGA(サンガ)]を発売いたします!

★替刃式ブッシュクラフトナイフの記事はこちら★

3/22(月)数量限定発売!オルファワークスの新作「替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1 レザー」を一足先に検証 - ハピキャン(HAPPY CAMPER)

「SANGA」(サンガ)の魅力(1) ★フルタング!!

(筆者撮影: 上から 仁作 陸刀 、モーラヘビーデューティー、 サンガ)

「フルタング」とはブレードを構成する金属がナイフの先端からハンドルの後ろまで貫通しているタイプで、ナイフの中でも一番頑丈な作りになっています。

上記の写真でもハンドルの後ろを見ていただけばわかるようにフルタングはサンガだけです。

フルタングではないナイフでもバトニングはできますが、根元から折れる可能性があります。バトニングをするならガンガン叩けるフルタング構造のナイフがお薦めです。

「SANGA」(サンガ)の魅力(2) ★3.2mm厚のステンレスブレード

(筆者撮影)

刃厚は3.2mmで6Aのステンレスを使用しています。一般的な事務用ハサミなどに使われているステンレスは420J2という素材が多く 8Aのハイステンレスといわれる素材との中間の位置にある素材で加工のしやすさと錆びにくさ、硬度のバランスが取れた素材です。

刃は職人さんの研磨によるハマグリ形状(一般的な鉈や斧と同じ形状)になっており切れ味の持続性と刃欠けしにくい構造となっています。

「SANGA」(サンガ)の魅力(3) ★握りやすく洗練されたデザイン

(筆者撮影)

グリップはオルファさんがカッターナイフで培った自然に、無理なく、効率的に使えるエルゴノミックデザインです。長時間の使用でも人間工学の観点から疲れにくいデザインとなっています。

素材はガラス繊維30%配合のポリプロピレンとエラストマーを組み合わせた高強度のグリップで中央にアルミダイキャストのエンブレムが高級感を醸し出しています。

★アウトドアナイフ サンガ 基本スペック★

・品番/本体色 OW-SG1-OD/オリーブドラブ
OW-SG1-SB/サンドベージュ
・寸法 ナイフ単体/全長230mm×全幅32.5mm×全厚22.5mm (刃渡り100mm)
シース収納時/全長239mm×全幅44mm×全厚40mm
・重量 ナイフ単体/127g
シース収納時/164g

~ 2021年4月28日より発売中 ~

「SANGA」(サンガ)でバトニングをやってみた!普段ナイフでバトニングをやらない筆者も納得 ♪

(筆者撮影)

筆者は普段は鉈でバトニングしています。持っている陸刀は主に調理用でナイフでのバトニングはあまりやりません。フルタングを持っていませんので、今回初めてフルタングナイフでのバトニングを体験してみました。

(筆者撮影)

根本的に斧や鉈で薪を割ることとナイフで割ることはメカニズムに違いがあります。斧や鉈は遠心力で刃先に回転エネルギーが集中してその力で割れます。ナイフの場合は刃先を叩くことで刃先が力点、刃の部分が作用点、グリップを握っている所が支点となりてこの原理で割れます。

結果的にナイフでのバトニングは重い斧や鉈を振りかぶらない分叩く回数は増えますが力は必要としないということですね。

★「SANGA」(サンガ)でのバトニング★

ナイフでのバトニングに慣れていないため刃の入れどころが悪く、刃先が叩けなくなって持ち手付近を叩かなければいけなくなってしまっていますがそれでも楽々割れました(笑)

写真:(OLFA WORKS公式HP)

バトニング用ナイフのもう一つのポイントとしてシースナイフということが挙げられます。シースナイフとは、ナイフを折り畳まずに鞘(さや)に入れて持ち運びするタイプのことです。

フォールディング(折り畳み式)ナイフは構造上持ち手の部分の強度が低くなるので叩いているうちに歪んで畳めなくなったり持ち手のところから折れたりしてしまいバトニングには不向きです。

「SANGA」(サンガ)はソロキャンプでの焚き火でファイヤースターターとして活躍します。

(筆者撮影)

筆者はあまり器用な方ではなく、普段フェザースティックも作りませんが、それでも削りやすいことはわかりました(笑)フェザースティックに慣れている方なら非常に使いやすいナイフでしょう ♪

(筆者撮影)

フェザースティックができれば焚き木に着火ですよね。100均のマグネシウム棒で試してみました。

「SANGA」(サンガ)の背中で勢いよくマグネシウム棒を擦ってみると・・・

(筆者撮影)

大量の火花が!これなら着火が苦手な方でも簡単に火がつきそうですね。「SANGA」(サンガ)を使うと100均の付属の金属板を使うよりもはるかに楽に大量の火花が散らせますよ ♪

結論 : 「SANGA」(サンガ)はキャンプを楽しむナイフとしては十分なスペックを持っていました ♪

(筆者撮影)

今回は「SANGA」(サンガ)をご紹介いたしましたが、キャンプにおいて万能ナイフは存在しません。以前にこちらでご紹介いたしました同社の「ブッシュクラフトナイフ BK1」はフェザースティックやクラフトにおいて圧倒的な力を発揮しますが、バトニングには向いていません。

「SANGA」(サンガ)はバトニングに適したナイフですが細かいクラフトワークとなると「ブッシュクラフトナイフ BK1」には勝てないでしょう。

また、サバイバルナイフとしてはツタやロープカットに適した波刃や刃幅がもう少し広いタイプのほうが使いやすいかもしれません。要は何を目的としてナイフを持つかで選ぶものが代わるのではないでしょうか?

ただ一つ言えることは一般的なキャンプを楽しむという点においては「SANGA」(サンガ)は十分なスペックを持っています。特別な用途を必要としないのであればステンレス鋼で錆びにくく切れ味も良くデザインもスタイリッシュでバトニングでもガンガン叩ける「SANGA」(サンガ)はお薦めのナイフですね。

あっ!ナイフはカッコいいからって不用意に携帯してると法令違反になるので注意してくださいね。それとよく切れるのでよそ見しながら手にしようとすると筆者のように切り傷ができますのでご注意を!

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