神田伯山 “寄席論”熱弁の志らくに口撃「あいつ出てねえから!」「言われる筋合いない」

神田伯山(左)と立川志らく

講談師の神田伯山(37)が30日放送のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」に出演。緊急事態宣言に伴い、東京都内にある4つの寄席が休席することについて言及した。

25日の宣言発令からも通常通り興行を続けていたが、その3日後の28日、急転直下5月1日から休席することが発表された。

これに伯山は「あの寝返りの早さ、あれがカッコいいなと思って」と皮肉交じりにエール。一方で、5月から落語芸術協会では真打昇進にお披露目が予定していたこと、また「一回潰れちゃうと、法律的に再建できない」という寄席の経営状態がかなり切迫していることなどを挙げ、理解を求めた。

その上で「ぜひ緊急事態が終わったら、換気とかコロナ対策もしてるんで、お越しいただいたらいいんじゃないかな、というのが僕の見解。常に寄席はお世話になってる所ですから言わせていただいた」と真面目に語った伯山。

しかしここからいきなり「なんかニッポン放送で(立川)志らく師匠とかが偉そうに『寄席とは』みたいなこと言ってたけど、あいつ出てねえからね!」と“矛先”を向け「もちろん、志らく師匠は寄席好きですよ。もちろん俺以上に好きだと思うけど…あいつ出てねえからな~。どこに座っていいかも分からねえようなやつに言われる筋合いもない」と一刀両断した。

さらに「でもいいこと言ってたよ。志らく師匠、すごい“過不足ない”コメントしてて。聞きながら『タレントとして成長したな』と思ったもん。『グッとラック!』終わって一皮むけた」と毒を吐き続けたが「お前何様なんだ!っていうね(笑い)」と最後は自分にツッコんで笑いを誘った。

志らくは休席決定前の26日、ニッポン放送の番組で「この強行突破のニュースは英断」「ただ、一つ引っかかるのは、理由。社会の存在意義、社会にとってとても必要だ。だからこそ寄席はやるんだ!と。よくそういうことを言うなあと思って」などと発言していた。

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