【レスリング】LAからブルガリアに念! 永田裕志が愛弟子・山口剛の五輪切符前進へ猛ゲキ 

ともに大一番に臨む永田裕志(左)と山口剛

俺が後ろに付いているぞ! 12日(日本時間13日)の米「AEW DYNAMITE」に参戦する新日本プロレスのミスターこと永田裕志(53)が、東京五輪切符獲得に挑む愛弟子にエールを送った。

レスリングの東京五輪世界最終予選(6~9日、ブルガリア)男子フリー97キロ級に、山口剛(32=新日本プロレス)が出場する。新日本のレスリングチームを率いるミスターは、すでに米ロサンゼルスに渡り、ホテルで隔離滞在中。「山口との付き合いは9年。思い入れが強い。人生、何が起こるかわからない。巡ってきた好機を生かし、権利を取ってきてほしい」とロスから感慨深げに語った。

2人で長年試行錯誤した「崩し、差し、投げを織り交ぜタックルに入る、山口らしいスタイル」が昨年末、ついに完成。再び試合で披露する機会が訪れた。山口は2位までに与えられる出場枠を獲得し、赤熊猶弥(29=自衛隊)とのプレーオフに勝てば東京五輪代表に決定する。

自身もIWGP・USヘビー級王者のジョン・モクスリー(35)挑戦を控え「頑張るつもりじゃなきゃ、ここまで来ねえよ!」と気を吐くミスター。「近くにいようがいまいが、俺がいつも後ろから見ていることをあいつ(山口)は分かっている」。念を送り、愛弟子の活躍を後押しする。

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