「今までにない低空飛行、怖い」 普天間で米軍機4日連続の夜間飛行

 米軍普天間飛行場で垂直離着陸輸送機MV22オスプレイやCH53E大型輸送ヘリコプターが4月26~29日の4日連続で、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外である午後10時を超えて夜間飛行した。沖縄県宜野湾市野嵩地域で最大97.1デシベルの騒音が発生し、市民から「今までで一番だと思うくらい低空飛行です。とても危険で怖い」などの苦情が市にあった。

 県と市の騒音測定によると、28日午後10時53分に野嵩一区公民館で97.1デシベル、29日午後10時50分には上大謝名公民館で90.3デシベルを記録した。市は苦情の内容を米軍と沖縄防衛局へ送り、市民生活への配慮を申し入れた。90デシベルは騒々しい工場内、100デシベルは電車通行時のガード下の音に相当する。

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