【新型コロナ】1日の横浜 2人死亡119人感染、スポーツジムでクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は1日、市内に住む70代女性と80代男性の2人が死亡した、と発表した。また、新たに10歳未満~90代の男女119人の感染を確認した。40代~90代の男性3人が中等症で109人が軽症または無症状、7人が調査中。50人の感染経路が分かっていない。

 市によると、死亡した70代女性は、同居家族が陽性と診断されたため4月19日に市内の診療所を受診、翌日に陽性が判明し入院したが、同29日に亡くなった。高血圧の基礎疾患があったという。また、80代男性は同18日に発熱の症状を覚え市内の診療所を受診、陽性が判明し同21日に市内の病院に入院したが、25日に亡くなった。感染経路は分かっていない。悪性腫瘍の基礎疾患があり自宅療養中だったという。

 市内のクラスター(感染者集団)関連では、従業員2人が感染した企業で、新たに男女7人の陽性が判明。これまで利用者8人と職員1人が感染したスポーツジムでは、新たに利用者1人の陽性が判明した。このジムではクラスターの基準となる5人を超えていたが、関連性をより詳しく調べた結果、1日付でクラスターと認定した。同ジムは4月25日から営業停止となっており、市は接触の可能性のある利用者と職員約30人の検査を進めている。

 部員ら79人が感染した港北区の慶応大ラグビー部は、感染した部員と同じ寮に住む別の運動部員の男女6人が新たに感染。クラスターは合計85人となった。

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