2日のノア東京・後楽園ホール大会で「エムズアライアンス」の丸藤正道(41)、望月成晃(51)、宮本裕向(38)組と、「金剛」の中嶋勝彦(33)、マサ北宮(32)、仁王(39)組の6人タッグ戦が行われた。
緊急事態宣言の発令にともない、急遽無観客でのテレビマッチとなったが、両軍入り乱れての大乱戦となる。だが「サイバーファイトフェスティバル2021」(6月6日、さいたまスーパーアリーナ)で武藤敬司(58)の持つGHCヘビー級王座への挑戦が決まった丸藤が躍動。仁王に狙いを定めると、虎王から耳をつかんで放つ新技の「虎王・零」を決めて3カウントを奪った。
快勝にバックステージでは「あの武藤敬司に挑戦するんだ。こんなところでつまずいていられない。俺と武藤さんのタイトルマッチ、変な雑音なしに思いっきりやり合いたいと思います」と充実の表情。
虎王・零については「耳だから、持つところは。武藤さんにもできる技。見た目は地味かもしれないけど、非常に効くと思う」と手応えを感じている様子だった。