三浦縦貫道路と接続する三浦市道14号、歩道拡幅へ 児童・生徒の通学安全を確保

拡幅される歩道(奥)。電柱のある場所は特に狭い=三浦市初声町下宮田

 三浦市は2021年度、延伸された三浦縦貫道路の高円坊入口に接続する市道14号と周辺の改良工事を行う。

 延伸に伴う交通量の増大で児童・生徒の交通事故を心配する学校関係者や保護者の声を受け、約3千万円を投じて歩道や周辺市道を拡幅して安全を確保する。

 横浜横須賀道路衣笠インターチェンジとつながる三浦縦貫道路は昨年8月、横須賀市林から三浦市初声町高円坊までの2期北側区間約1.9キロが開通し、市道14号と接続した。

 延伸後の14号の交通量について具体的なデータはないが、近くの初声小学校の八巻貞司校長は「特に休日は交通量がかなり増え、直線道路なのでスピードも出している」と話す。

 14号は両側に歩道が設けられている。

 しかし、初声小学校側の約60メートル部分は住宅の生け垣などがあって狭い上、電柱が立っている場所もあり、同小やPTAが「歩きづらく、車道にはみ出る恐れもある」と以前から改善を要望していた。

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