伝説の「炎獅子」は20勝4敗 今季の「ライオンズフェス」ユニは4日お披露目

2019年「令王(レオ)ユニフォーム」発表会の様子【写真:球団提供】

5月4日のオリックス戦後に限定ユニのお披露目会が開催

西武は5月4日のオリックス戦終了後に、夏の大型シリーズイベント「ライオンズフェスティバルズ2021」の期間限定ユニホームの発表と選手によるお披露目会を開催する。「パーソル パ・リーグTV」では発表会の無料ライブ配信、VODでの見逃し配信が行われる。

2016年から始まった「ライオンズフェスティバルズ」は、毎年7月から8月にかけて行われる夏の一大イベント。選手たちは限定ユニホームを着用し、本拠地・メットライフドームでは様々な催しが行われる。これまでも数々の名場面が生まれた「ライオンズフェスティバルズ」。2年ぶりの開催となる2021年は、どんなユニホームになるのか。球場に行けない人も、ぜひ配信で発表会をご覧いただきたい。

ここからは「ライオンズフェスティバルズ」でこれまで着用された過去のユニホームを振り返ろう。

2016~2018年は球団歌「地平を駈ける獅子を見た」の歌詞「空青く、風白く、地は緑、炎の色の獅子を見た」から「エメラルド」「炎獅子《えんじし》」「獅子風流《ししぶる》」のユニホーム3部作を制作。2019年はチームの象徴である「ライオン」をテーマに「新時代(令和)においても王者であり続けるように」という願いから「令王《レオ》」ユニホームが誕生した。

各年の「ライオンズフェスティバルズ」開催期間中、限定ユニホーム着用試合の成績は以下の通りとなる。

2016年「エメラルドユニホーム」28試合:13勝15敗
2017年「炎獅子《えんじし》ユニホーム」24試合:20勝4敗
2018年「獅子風流《ししぶる》ユニホーム」21試合:13勝7敗1分
2019年「令王《レオ》ユニホーム」23試合:13勝10敗

フェスティバルズ初年度の「エメラルド」は、前半こそ負けが続いたが、後半は5連勝を飾るなど13勝15敗と健闘。1軍定着を目指していた山川穂高内野手が期間中に2試合で「おかわり」し、合計7本塁打を記録。8月11日には当時ルーキーの多和田真三郎投手がプロ初完投初完封を飾るなど、若手の活躍も目立った。

ファンの記憶に最も強く残っているのが2017年の「炎獅子」だろう。フェスティバルズ開催初日から勝利を収めると、投打ともに好調で怒涛の13連勝。さらに最終日の17日、菊池雄星投手が9回無失点の快投を見せると、0対0で迎えた9回2死から代打・栗山巧選手が3ランを放ち、劇的なサヨナラ勝利で締めくくった。

「炎獅子」の伝説はこれだけではない。終盤の9月に再着用。18日のソフトバンク戦では中盤に一時7点差を付けられるも、延長戦の末に金子侑司外野手の劇的なサヨナラ打で14対13の死闘を制するなど、Aクラス同士の2カードで勝ち越しに成功した。驚異的な勝率で、チームは最終的に2位でフィニッシュ。4年ぶりのAクラス復帰を果たした。

その翌年である「獅子風流」は、開幕から首位をひた走るチームを後押し。7月25日、26日には2試合連続のサヨナラ勝利を収めるなど、“獅子おどし打線”の勝負強さで高い勝率を残した。また、8月4日から10日にかけては、中村剛也内野手がパ・リーグタイ記録となる6試合連続本塁打を記録。日本ハムを突き放し、リーグ優勝へ勢いを付けた。

2019年は「令王」。開催初日の7月19日、3点差で迎えた9回に金子の3ランで同点に追い付くと、延長戦の11回に中村のプロ通算400号となる一発で決着。頼れるベテランの記念すべきアーチで最高のスタートを切ると、そのまま13勝10敗と勝ち越して一気に2位へ躍り出た。その後も快進撃を続け、リーグ2連覇を達成。「令王」の名の通り、令和元年の王者となった。

このように、さまざまなドラマが生まれた夏の一大イベント「ライオンズフェスティバルズ」。今年はどんなユニホームをまとい、どのような戦いを見せてくれるのか。開催に先駆けて発表される限定ユニホームの発表会は、5月4日の試合後に行われる。

◇「ライオンズフェスティバルズ2021」期間限定ユニホーム発表会 開催概要
日程:5月4日(火・祝)
時間:オリックス・バファローズ戦(14:00試合開始予定)終了後?20分程度
場所:メットライフドーム フィールド
内容:「ライオンズフェスティバルズ2021」ユニホーム発表と選手によるトークショー

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、観覧はスタンドからのみ
※参加選手は発表会開催時に発表
※実施内容が変更になる場合があります
※詳細はこちら

◇「パーソル パ・リーグTV」配信概要
ライブ配信:試合終了後~発表会終了まで
VOD配信:5月4日(火・祝)より

※ライブ配信・VODともに無料
※配信はこちら(「パ・リーグ インサイト」丹羽海凪)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

© 株式会社Creative2