ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)は4日、今夏に開催される欧州選手権で各チームの登録選手を23人から26人に増員すると発表された。
今回の措置は、新型コロナウイルスの検査で陽性者が出た場合に、選手不足に陥るリスクを軽減するための決定。ただそれぞれの試合に登録できる選手は国際サッカー評議会(IFAB)のルールに従って従来通り先発11人とベンチ入り選手12の計23人とした。
また現在の規定では、6月1日の選手リスト提出後、最初の試合前までに重傷や病気が発生した選手は変更することができるが、新型コロナウイルスの検査で陽性になった選手や濃厚接触と認定された選手もUEFAの承認を経て、同様の措置が可能となった。GKに関しては負傷などでプレーができない場合は、大会期間中でも変更が可能となる。
選手選びの幅が広がることで意外なスター選手が台頭する可能性もあるとともに、選手層の厚いチームほど恩恵を受けるルールとも言えそうだ。