J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)は5日、ホームで行われたルヴァンカップ1次リーグB組第5節のFC東京戦に後半19分から2試合連続出場を果たした。
イニエスタは昨年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で右太ももを負傷。「右大腿直筋近位部腱断裂」で全治4か月と診断され、スペインで手術を受けた。神戸に戻ってからは順調にリハビリを進め、4月9日からチーム練習に合流。今月1日に行われたリーグの広島戦で後半30分から出場していた。
試合は0―0で引き分けたものの、イニエスタは激しくボールを奪ったり、前線への鋭いパスなど攻守両面で存在感を示した。三浦淳寛監督(46)は「アンドレスも少し長い時間で、ゲーム感覚を感じながらプレーできたと思う」とし、復帰2戦目となったエースの状態に納得の様子だ。
また、新型コロナウイスるの影響で合流が遅れていた新外国人のFWリンコン(20)やFWアユブ・マシカ(28)とイニエスタの連係についても「プレーしながらコンディションも上がって、確かめながらプレーしていた部分もあった。少しずつ合ってくればと」と手応えを感じていた。
上位進出を狙うリーグはもちろん、ルヴァンカップも最終節に勝利しないと、決勝トーナメント進出を果たせない。指揮官は「勝たないと前に進めない。攻撃も守備も大事ですけど、日々練習していくしかない。やり続けていくしかない」とし、イニエスタへの期待を高めていた。