【J1】イニエスタが復帰も慢心なし「できるだけ長くプレーする」

イニエスタ

J1神戸の元スペイン代表アンドレス・イニエスタ(36)が新たな一歩を踏み出した。

イニエスタは昨年12月に右大腿部を負傷し、手術を受けた。約4か月リハビリを終え、4月9日から全体練習に部分合流。状態も上がりつつあったため、三浦淳寛監督(46)も実戦復帰の時期を模索していた。

そんな中、3―0で勝利した広島戦(1日、ノエスタ)の後半30分から途中出場。今季初めてピッチに立った。試合後には「長いケガということもあって(気持ちの)浮き沈みはどうしてもあるもの。難しいときも努力と練習を続けて乗り越えてきた」とリハビリ時の苦労を明かした上で「本当に幸せな気持ち。またチームメイトとともにピッチでプレー出来ることが何よりもうれしい。やっと努力が実ったかな」と充実の表情を見せた。

とはいえ、まだ完全復活とは言い難い。当然本人が一番理解しており「これで終わりではなく、ここからできるだけ多くの時間をプレーするっていう新たな挑戦が始まる。今日1つの目標は達成できたが、これから自分の本当の目標である『できるだけ長くプレーする』っていうところに向けてまた練習に励みたい」と目をぎらつかせた。

ここまでリーグ戦ではわずか1敗と好調をキープする神戸。〝手品師〟の復帰は大きなプラスになりそうだ。

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