ダルビッシュ 4勝目ならずも6回途中8K2失点の力投

【パイレーツ2-4パドレス】@ペトコ・パーク

パドレスはダルビッシュ有が今季7度目の先発登板。2点リードの6回表にブライアン・レイノルズの3号ソロとカーイ・トムの犠飛で2点を失い、この回を投げ切らずにマウンドを降りたため、今季4勝目を挙げることはできなかったが、6回途中まで98球を投げて被安打6、奪三振8、与四球1、失点2の力投を見せた(防御率2.27)。パドレスはダルビッシュ降板直後の6回裏にジェイク・クロネンワースのタイムリーで2点を勝ち越し。このリードをリリーフ陣が守り、4対2でパイレーツを破った。

ダルビッシュは多彩な球種を武器に1回表を三者凡退に抑える上々の立ち上がり。2回表は二死から四球と暴投で得点圏に走者を進めたが、ハンター・オーウェンを空振り三振に仕留め、無失点に抑えた。3回表は二死からアダム・フレイジャーに初安打となるショートへの内野安打を許したものの、後続を抑えて無失点。その裏、パドレスはダルビッシュの女房役ビクトル・カラティーニが2号先制ソロを放ち、1点を先制した。4回表は一死から連打で1・2塁のピンチを招いたが、トムをショートフライ、オーウェンを空振り三振に仕留めてピンチを脱出。5回表は3者連続三振を奪った。

すると、パドレスは5回裏一死1・3塁からウィル・マイヤーズのタイムリーで1点を追加。しかし、ダルビッシュは6回表先頭のレイノルズに一発を浴びると、連打で無死1・3塁のピンチを招き、一死2・3塁からトムの犠飛で同点に追い付かれた。次打者オーウェンには死球を与え、球数が100球に近付いたため、ここで降板。2番手のクレイグ・スタメンはダルビッシュが残した走者の生還を阻止し、6回裏に2点を勝ち越したあとは3人のリリーバーがそのリードを守り抜いた。

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