パドレス・ラメット 戦列復帰も2イニングで早期降板

【ブリュワーズ4-2パドレス】@ペトコ・パーク

パドレスは昨季サイ・ヤング賞投票で4位にランクインしたディネルソン・ラメットが開幕20試合目にしてようやく今季初登板初先発。しかし、右前腕の張りを訴えてわずか2イニングを投げただけで早期降板となった。ラメットは昨季終盤に右肘を痛めてポストシーズンを欠場。今季もその故障の影響で出遅れていた。再離脱となれば「打倒・ドジャース」を目指すパドレスにとってこのうえなく大きな痛手となることは間違いない。

ラメットは初回先頭のジャッキー・ブラッドリーJr.に内野安打を許したものの、後続3人をいずれも空振り三振に仕留める上々の立ち上がり。2回表は二死から四球と暴投でピンチを招いたが、ジェイス・ピーターソンを空振り三振に仕留め、無失点に抑えた。ところが、ラメットは2回裏の攻撃中にトレーナーの診察を受け、ブルペンではクレイグ・スタメンがウォーミングアップを開始。結局、ラメットが3回表のマウンドに上がることはなかった。

試合は5回終了時点で2対1とパドレスが1点をリードしていたものの、5番手のキーオニー・ケラが6回表にオマー・ナルバエスの3号2ラン、ピーターソンの2号ソロと2本のアーチを浴びて3失点。その後、8回裏無死満塁、9回裏二死2・3塁のチャンスをいずれも生かすことができず、2対4で逆転負けを喫した。ブリュワーズ3連戦で3連敗を喫し、今季の成績は10勝10敗に。悪い流れで明日からのドジャース4連戦を迎えることになった。

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