聖火リレーでめぐる47都道府県【5月7日~】長崎県のルート&名所・観光スポット3選

東京2020オリンピックの聖火リレーは、ギリシャの首都アテネで引き継がれた聖火が47都道府県をめぐり、日本を一周します。聖火リレーのルートに沿って、日本各地の名所・観光スポットをご紹介します!

長崎県のルートとランナーは?

聖火リレーは20201年3月25日(木)に福島県からスタート。5月7日(金)~8日(土)は長崎県を聖火ランナーが走ります。

●1日目(5月7日)

南島原市役所を出発し、島原市、雲仙市、壱岐市、新上五島町、諫早市、大村市から、長崎市の水辺の森公園へ。

(※長崎市では公道での走行が一部中止へと変更され、セレブレーションは無観客での実施となります)

●2日目(5月8日)

長与町の中尾城公園駐車場から、時津町、西海市、五島市、対馬市、松浦市、平戸市、佐々町を経て、佐世保市の新みなと暫定広場に到着します。

熊本県を走る有名人ランナーはこちら!

●女優・石原さとみさん

長崎市を走行(5月7日)

●キャスター・草野仁さん

長崎市を走行(5月7日)

●元プロ野球選手・城島健司さん

佐世保市を走行(5月8日)

見どころ・頭ヶ島天主堂

2018年に世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録された「頭ヶ島の集落」にある石造りの天主堂です。頭ヶ島は新上五島町の小さな島で、1軒をのぞいて皆キリシタンだったといいます。

キリシタンの信仰の場となった頭ヶ島天主堂は、1919年に完成。鉄川与助の設計施工により石を切り出しくみ上げた教会で、石の運搬から建設まで信者らが力を合わせて作り上げました。全国的にも石造りの教会は珍しく、2001年に国の重要文化財に指定されました。教会の内部には五島を象徴する椿の花柄文様が随所にあしらわれています。

見どころ・島原城

長崎県の島原半島にある島原城は江戸時代に築かれました。7年の歳月をかけて島原城を築城した松倉氏から253年もの間、高力氏、松平氏、戸田氏、松平氏と城主を変えながら受け継がれてきましたが、明治に廃城。石垣とお掘だけを残し、天守閣を含め建物はすべて解体されました。

現在の姿は1964年に復元されたもので、5層からなる天守閣は高さ35メートル。木々の緑や青空を背景に真っ白な壁が太陽の光を浴びて眩いほどに輝き、凛と佇む姿は当時の面影を映し出します。

見どころ・平和公園

1945年8月9日に長崎に原子爆弾が落とされ、原爆が落下した場所を中心に平和公園が建設されました。公園には高さ9.7メートル、重さ30トンの青銅製の「平和祈念像」が鎮座しています。この像は、長崎出身の彫刻家・北村西望氏によるもの。神の愛と仏の慈悲を象徴とし、天を指した右手は“原爆の脅威”を、水平に伸ばした左手は“平和”を、軽く閉じた瞼は“原爆犠牲者の冥福を祈る”という想いが込められています。

平和公園の隣には当時の様子を今に知らせる長崎原爆資料館があり、原爆が落とされた惨状や、核の恐ろしさを伝える貴重な展示物がおかれています。

(※長崎原爆資料館は新型コロナウイルス感染症の感染拡大対策に伴い、2021年5月11日(火)まで休館しています)

[All photos by Shutterstock.com]

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