【カーリング】北海道銀行の予選敗退が決定 今回は北京五輪の国別出場枠獲得ならず 

北海道銀行・吉村紗也香(左)とロコ・ソラーレの藤沢五月

悔しい結果に終わってしまった…。カーリング女子の世界選手権(カナダ・カルガリー)に出場していた日本代表の北海道銀行は、6日のイタリア戦、カナダ戦に勝利。通算成績は4勝7敗としたが、日本戦後に行われた他チームの結果により、予選敗退が決定。予選を突破した上位6チームに与えられる2022年北京五輪の国別出場枠の獲得とはならなかった。

北海道銀行は負ければ北京五輪出場の可能性が消滅する日本選手権(2月)の決勝で、18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレ(LS)を下し、6年ぶり2度目の優勝。世界選手権の切符をつかんだ。世界選手権前には、スキップ・吉村紗也香(29)が「日本のチームもLSだけじゃなく、自分たちもしっかり戦えるところを見せていきたい」と意気込んでいた。しかし、思うような戦いを見せることができず、ネット上では「LSのミスにより世界選手権に出場できたが、実力が伴わなかった」「絶対にLSが出場した方がよかった」などと批判が飛び交った。

ただ、北海道銀行に北京五輪出場の可能性が無くなったわけではない。9月に予定されている代表決定戦でLSに勝利した上で、世界最終予選(12月)を勝ち抜けば、出場枠を手にすることができる。

世界選手権で北海道銀行に残された試合はあと2つ。今後につなげるためにも、何としても勝利で締めくくりたいところだ。

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