阪神・佐藤輝 〝佐藤シフト〟も関係なし! 看板直撃の最速10号

右翼席最上段に10号本塁打を放った阪神・佐藤輝

阪神・佐藤輝明内野手(22)が7日のDeNA戦(横浜スタジアム)で、規格外の看板直撃10号ソロアーチを放った。

衝撃の一打は1点リードの4回、第2打席で放たれた。DeNA内野陣は、遊撃・大和が二塁ベース付近を守る〝佐藤輝シフト〟を敷いたが、規格外ルーキーには関係なかった。

先発・中川虎大投手(21)の投じた、内角高めの直球を自慢の怪力でフルスイングすると、白球はたちまち宙へ舞い上がり、右翼席最上段に設置された「業務スーパー」の広告看板を直撃した。

この時点で佐藤輝はヤクルト・村上、山田哲と並ぶリーグトップの10号。ドラフト制以降の新人では最速の33試合での2ケタ到達となり、2003年に横浜・村田修一氏(現巨人コーチ)の記録、36試合を上回った。

勢い止まらぬ怪物ルーキーは「打ったのはストレート。追い込まれていましたけど、しっかり自分のスイングができたと思います。追加点を取ることができて良かったです」と、衝撃的な一発とは裏腹に淡々と振り返った。

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