大谷がルース超え! 最初の30戦で30奪三振&10本塁打マーク

”ルース超え”を果たした大谷(ロイター=USA TODAY)

米スポーツ専門局ESPNの記録情報を伝える公式ツイッター「ESPN Stats & Info」は7日(日本時間8日)にエンゼルスの大谷翔平投手(26)がベーブ・ルースも及ばなかった記録を達成したと伝えた。大谷は6日(同7日)に本拠地エンゼル・スタジアムで行われたレイズ戦で、1―0の3回二死二塁で左腕フレミングの初球を捉え、右中間席へ両リーグトップタイに並ぶ10号2ランを放った。自己最速の30戦目の到達は同時に日本人最速でもあったが、実はメジャー史に残るすごい記録も達成していた。

「ESPN――」は「1900年以降、最初の30試合で30奪三振を記録した投手は2800人強、10本塁打を記録した打者は300人いる。そして、たった1人だけ、今季の大谷翔平だけが30試合でどちらもやってのけた」と紹介した。つまりルース超えしたのだ。

6日の試合後に「ESPN――」は「大リーグ史上で10本塁打と30奪三振を両方達成したのは4シーズンだけ。ベーブ・ルースの1918年、1919年、大谷翔平の2018年、2021年」と快挙を伝えていた。

しかし、米野球記録サイトの「ベースボール・リファレンス」によると、ルースが10号を放ったのは18年が6月28日(出場41試合目)、19年は7月10日(同61試合目)でともに30試合を越えている。つまり、大谷は堂々ルース超えを果たしたのだ。野球ファンはこの快挙に「大谷がやるとなんでも簡単そうに見える」「もうこの段階ではショーオフ(見せつけ)しているよね」「ベイビー・ルース」「ア・リーグのファンじゃないけど、大谷を見るのは楽しい」「大谷はユニコーン」「この男はスペシャル」と興奮している。また、「ベースボール――」の公式ツイッターは6日にシーズン最初の4試合で30奪三振を取りながらも19四球以上を記録したのは、ノーラン・ライアン(1979年)以来と伝えた。それにしても大谷の記録は多すぎる…。シーズン後はどれだけ塗り替えているのか楽しみだ。

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