【カーリング】北海道銀行は5勝8敗 北京切符獲得逃す スキップ・吉村「本当に申し訳ない」

ショットを放つ吉村(公社)日本カーリング協会提供

カーリング女子の世界選手権第8日(7日、カナダ・カルガリー)、日本代表の北海道銀行はエストニアに9―6で勝利したが、スウェーデンに5―7で敗戦。5勝8敗で全日程を終えた。

エストニア戦はお互いに点を取り合う展開が続く中、6―5で迎えた第9エンド(E)に3点を奪い、試合を決定づけた。続くスウェーデン戦は、第6E終了時まで3―3の同点だったが、第7Eに3点を許してしまう。日本も第8、9Eに1点ずつ重ねたが、あと一歩及ばなかった。

今大会は予選を突破した上位6か国に与えられる2022年北京五輪の国別出場枠獲得を目指した戦いだったが、結果は無念の予選敗退。スキップ・吉村紗也香(29)は「五輪の出場権を獲得できなかったのは本当に申し訳ない。あとは悔しい気持ちでいっぱいです。」と唇をかんだ。

ただ、9月に予定されている代表決定戦で18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレを下した上で、世界最終予選(12月)を勝ち抜けば、出場枠を手にすることができる。「競って負けてしまう試合が結構続いた中で、惜しいところまで行くがなかなか勝ち切れなかった試合がいくつかあった。そこが自分たちの今後の課題でもあるし、後半に向けてアイスの状況を読んでいくところもまだまだ課題が残るところだった」と反省点を口にした上で「最初から最後までアイスリーディングをみんなでして、ショットをつなげていくところまでできたら」とリベンジを誓った。

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