横浜DeNA 新人王争う牧が完璧7号

4回横浜DeNA無死。左翼へソロ本塁打を放ち、笑顔の牧=横浜(立石 祐志写す)

◆横浜DeNA1-4阪神

 本拠地で阪神の新人コンビにお株を奪われ、3連勝ならず。ベイスターズ打線も応戦したのは牧の一発だけで、後が続かなかった。

 1点リードを許した直後の四回無死。牧は「完璧。うまく反応できた」と左翼席中段へ4月17日以来となる7号ソロ。一時同点として反撃の機運を高めたが、阪神の伊藤将を攻略できない。

 横浜高時代もハマスタで躍動していた左腕に奪われた五つの三振は全て見逃し。初対戦した同24日も1失点完投を許しており、「対策は立てたが、ストライクゾーンの四隅をうまく使われた」(三浦監督)と2戦続けてお手上げ状態だった。

 相手の4番佐藤輝が2安打2打点ならば、牧も6試合連続安打と負けていない。9日の3戦目を取って首位相手に今季初のカード勝ち越しを決め、ハイレベルな新人王争いを演じるハマのルーキーを援護したい。

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