【車いすバスケ】男女日本代表が本番会場で強化試合 男子・京谷HC「選手たちにとっていい機会」

有明アリーナで強化試合を行った車いすバスケ女子日本代表(JWBF/X-1提供)

約3か月後に開幕する東京パラリンピックを前に、車いすバスケットボール男女日本代表の特別強化試合が9日、本番会場の有明アリーナ(東京・江東区)で行われた。

女子日本代表は男子選手を中心に構成された千葉ホークスと対戦し、45―64で敗れた。主将の網本麻里(32=カクテル)は「自分たちのやってきたことが見えたときは流れがよかった」とコメント。岩佐義明ヘッドコーチ(63)は「ゲームの入りが悪かった。点差も10点以内に抑えてほしかった」と反省点を述べる一方で「ベンチスタートだった選手たちも結果を出してくれた。自分たちのバスケットボールができたという手応えは感じている」と収穫も口にした。

男子日本代表は紅白戦を実施。チームブラックが54―53でチームホワイトを下した。鳥海連志(22=パラ神奈川SC)は「テーマとしてリバウンドを取りにいくっていうのがあったので、毎回意識していた」と納得の表情。京谷和幸ヘッドコーチ(49)は「本番までここの会場(有明アリーナ)でやることはないので、選手たちにとっていい機会になった。オフェンス陣の想像力は昨年より格段に上がっている」と振り返った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社