これぞ〝漢″鷹の4番・柳田「塩をかけて清めた体」で決勝打

お立ち台で挨拶をする柳田悠岐

ソフトバンクは9日の西武戦(ペイペイ)に3―1で逆転勝ち。1―1で迎えた7回、今季初の4番に座った柳田悠岐外野手(32)が二死三塁の場面で右前打を放って勝利に導いた。6回にも右中間を破る二塁打を放って同点の足掛かりを作るなど打線をけん引。4番が試合を決める王道野球でチームを救った。

前日は打線が「ノーアウトの得点機」を5度作りながら完封負け。柳田は9回二死満塁のチャンスで遊ゴロに倒れるなど5打数無安打に終わっていた。グラシアルの負傷離脱もあり、首脳陣がオーダーの並びを再考する中で「4番・柳田」の勝負手を打ったゲームでの大仕事。試合後のお立ち台に上がった柳田は「(家と球場で)塩を握りしめて自らの体にかけて清めた体で、あとは気持ちでぶつかるという作戦が成功しました」と語り、少しだけ表情を緩ませた。

まだ物足りない――。鷹の4番に大暴れの予感が漂ってきた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社