Rマドリード・ジダン監督がVAR判定に激怒 引き分けで首位浮上逃す

ジダン監督(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードは9日(日本時間10日)、ホームでセビリアに2―2で引き分けた。勝てば、リーグ首位のアトレチコ・マドリードと勝ち点77で並び、直接対決(1勝1分け)の結果で首位に浮上できたが、絶好機を逃してしまった。

Rマドリードは序盤からセビージャに押し込まれると、前半22分に先制を許した。後半は猛攻に転じ、22分に同点に追いつくも、33分にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により、PKを献上し、勝ち越されてしまう。それでもアディショナルタイムにオウンゴールで同点に追いついたものの、痛恨のドローに終わった。

スペイン紙「マルカ」によると、Rマドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)は後半33分にVARによる検証の結果、PKを取られたシーンについて直前にセビリア選手にもハンドがあったとして激怒。「とても怒っている。我々だけがハンドを取られた。審判は私たちにPKのルールを説明する必要がある。気分は良くない」と不満を訴えたという。

今季リーグ戦は残り3試合。勝ち点77の首位Aマドリード、2位Rマドリードと3位バルセロナが2差の勝ち点75と大混戦。ジダン監督は「次のゲームについて考えないといけない。私たちは最後まで、死ぬまで戦うつもりだ!」と宣言し、逆転優勝に向けて最終局面に臨む。

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