厚木市は10日、ごみ収集車に電気自動車(EV)を導入するため、三菱ふそうトラック・バスと新明和工業の2社とEVの開発・普及に関する協定を結んだ。2021年度から導入して、将来的には計3台の収集車をEVにする方針。
ごみ焼却場の余熱で発電した電力を活用することで、二酸化炭素(CO2)の排出抑制など環境面の効果を期待する。
同日、市役所で小林常良市長と三菱ふそうトラック・バスのハートムット・シック社長、新明和工業の小田浩一郎常務執行役員が協定書を取り交わした。
市は2月、CO2排出量を50年までに実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボンシティー」を宣言。再生可能エネルギーの普及や省エネ推進、ごみの減量・資源化などに取り組み、30年度に13年度比でCO2排出量を27%削減、50年度には排出量を実質ゼロとする目標を掲げた。