フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペ(22)が、東京五輪の予備登録リストに入った。
エムバペは東京五輪世代だが6月の欧州選手権にA代表として出場することが確実なため、東京五輪は欠場する公算が高い。
そうした中でフランス紙「レキップ」は「PSGのストライカーは東京五輪の予備登録に含まれている。シルバン・リポル監督による約85名の候補に選ばれた。この広範なリストは国際オリンピック委員会(IOC)への提出が必須で、6月末までに18人の選手と4人のバックアップの最終リストをIOCに提出する」と報じた。フランス代表が現段階ではエムバペの五輪出場を除外せず、ギリギリまで招集を模索する方針が明らかになった。
ただ同紙は「彼が参加したいという願望を隠さなければ、彼の出場はいくつかの問題を引き起こすだろう」と指摘。エムバペは以前から五輪への出場を希望しているが、A代表との兼ね合いやクラブの方針も複雑に絡み合ってくるため、今後の調整は一筋縄ではいきそうもない。
フランスは東京五輪の1次リーグで森保ジャパンと同組で対戦するだけに、ライバルの強力エースの動向が気がかりだ。