【新型コロナ】神奈川県、変異株感染者の割合 初の70%超 3~9日検査

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は11日、県内で既に発表されている新型コロナウイルス感染者のうち、新たに10歳未満~90代の男女70人が変異株に感染していたと発表した。県内の変異株感染者は1281人になった。

 県はまた、県内の変異株感染者の割合が3~9日の検査で70.9%になったと明らかにした。70%を超えるのは初めて。黒岩祐治知事は11日の定例会見で、「変異株の割合が急増しているのは間違いない」と話した。

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 県は11日、県所管域で新たに10歳未満~90代の男女77人の感染が確認されたと発表した。いずれも軽症か無症状で、46人が感染経路不明。

 年代別では、40代21人、50代15人、20代13人、10代9人、30代7人、60代と80代が各4人、10歳未満2人、70代と90代が各1人。

 クラスター(感染者集団)が発生した小田原保健福祉事務所管内の飲食店では、新たに客1人と従業員1人の感染が判明。感染者は16人になった。

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