レイズ・筒香が戦力外に 移籍かマイナー降格か

今季は一塁に挑戦した筒香だが戦力外に(ロイター=USA TODAY)

レイズは11日(日本時間12日)に筒香嘉智外野手(29)をメジャー出場の前提となる40人枠から外し、戦力外にしたと発表した。代わってケビン・パドロ内野手(24)が昇格し、いきなりヤンキース戦で「6番・三塁」で先発に名を連ねた。

筒香は2019年にDeNAからポスティングシステムを利用して移籍。今季が2年契約の2年目だった。ここまで26試合に出場して78打数13安打、打率1割6分7厘、0本塁打、5打点、出塁率2割4分4厘、三振率31%と全く振るわなかった。

今年のキャンプでは従来の外野、三塁に加え、出場機会を増やすために一塁に挑戦。オープン戦では9試合で一塁を守った。正一塁手の崔志万が3月に右ヒザを手術して負傷者リスト入りしたこもあり、定位置を奪うチャンスだったが、生かせなかった。

地元紙タンパベイ・タイムズ(電子版)が10日(同11日)に「ツツゴーはゴー(退団)する時か」という見出しの記事を掲載。球団の判断が注目されていた。

今後、ウエーバーにかけられ、獲得を希望する球団がなければ自由契約になる。また、傘下マイナーでプレーしてメジャー昇格を目指す道もあるが、マイナー降格は入団時の契約で本人の了承が必要とされており、不透明だ。

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