アスレチックスが接戦を制す 澤村は2回4K無失点の好投

【アスレチックス3-2レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

アスレチックスは先発のクリス・バシットが7回86球を投げて被安打3、奪三振10、与四球0、失点2の好投を見せ、レッドソックスに3対2で勝利。レッドソックスと並んでリーグ最多タイとなる今季22勝目をマークした。レッドソックスは先発のネイサン・イバルディが6回2安打1失点と好投したものの、2番手のダーウィンソン・ヘルナンデスが誤算。4番手の澤村拓一は2回2安打無失点と好投したが、チームの勝利にはつながらなかった。

バシットの立ち上がりは不安定で、1回表一死からアレックス・ベルドゥーゴにヒットを許すと、2つの暴投で一死3塁とピンチを広げ、J・D・マルティネスの犠飛で先制点を献上。しかし、その後は立ち直り、2回表から5回表まで4イニング連続で三者凡退に抑えた。

アスレチックスは4回表に一死2塁のチャンスを迎え、マット・オルソンのタイムリーで同点。7回表には2番手のヘルナンデスから無死1・3塁のチャンスを作り、マット・チャップマンのタイムリーで勝ち越しに成功した。さらに二死1・3塁とチャンスは続き、3番手のアダム・オッタビーノからエルビス・アンドルースがタイムリーを放って貴重な追加点をゲット。7回裏にバシットがラファエル・デバースに9号ソロを浴びたが、リリーフ陣が1点のリードを守り抜いた。

澤村は1点ビハインドの8回表から登板。この回は一死後に内野安打を許したが、2つの三振を奪って無失点に抑えた。9回表も引き続きマウンドに上がり、再び一死後に内野安打を許したものの、この回も2つの三振を奪って無失点。4つの三振はすべてスプリッターで空振りを奪ったものだった。2回32球を投げて被安打2、奪三振4、与四球0、失点0の好リリーフで今季の防御率は3.31となっている。

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