コロナ研究を支援 長崎大に1900万円寄付 十八親和銀行

目録を河野学長に手渡す森頭取(左)=長崎市文教町、長崎大

 十八親和銀行は12日、新型コロナウイルスのワクチン開発や感染症に関する研究に役立ててもらおうと長崎大に約1900万円を寄付した。
 寄付金は「十八親和銀行合併記念ローンJS」の融資額の0.1%。地域貢献につながる寄付型の商品として昨年9月から今年3月まで取り扱い、県内外の約520の企業や個人事業主に約190億円を融資した。
 贈呈式は長崎大の文教キャンパスであり、同行の森拓二郎頭取が河野茂学長に目録を手渡した。森頭取は「JSには地元サポート、事業サポートの意味を込めた。新銀行としてスタートダッシュし、合併の記念とともに感染症研究の支援になればと考えた」と述べた。
 河野学長は「多大な協力に感謝している。ワクチンや薬の開発、接種後の抗体などの研究にしっかり役立てたい」と謝辞を述べた。

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