【夏場所】無傷の5連勝!照ノ富士の古傷を師匠は不安視「ヒザの調子があまりよくない」

無傷の5連勝。照ノ富士はこのまま完走できるか

このまま完走できるか。大相撲夏場所5日目(13日、東京・両国国技館)、大関に復帰した照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が幕内若隆景(26=荒汐)を寄り切って無傷の5連勝。正代(29=時津風)、朝乃山(27=高砂)の2大関を破った相手の様子をうかがうような場面があり「土俵に上がって迷いが出てしまったので、じっくり見ていこうと思った」と振り返った。

序盤戦の5日間を終えて相手を圧倒している大関だが、不安がないわけではない。師匠の伊勢ヶ浜親方(60=元横綱旭富士)は場所前「ヒザの調子があまりよくない。どこまで頑張れるかちょっと分からない部分もある」と明かしている。

古傷のヒザは先場所10日目に負傷しており、その後は痛み止めの注射を打って出場した。気になる回復状況について同親方は「五体満足でずっと稽古しているわけではない。やれる中でやれることをやるしかないので、それはやっている」とする一方で「稽古はちょっと足りてないと思う」とも付け加えている。

ただしここまで大きな影響は感じさせず、師匠は「(5日間)落ち着いて取っている」とうなずく。千秋楽まで両ヒザが悲鳴を上げないことを祈るばかりだ。

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