【新型コロナ】神奈川県所管域で1人死亡、67人感染 変異株は新たに51人

神奈川県庁3

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は14日、県所管域で新たに1人の死亡と、10歳未満~90代の男女67人の感染が確認されたと発表した。

 亡くなったのは座間市の80代女性。4月25日に自宅から救急搬送され、同26日に陽性と判明し、5月10日に新型コロナによる肺炎のため死亡した。

 新規感染者は2人が中等症、65人が軽症または無症状で、27人の感染経路が不明という。年代別の内訳は、20代が18人、10代12人、40.50代が各10人、30代8人、80代4人、10歳未満・60代が各2人、90代1人。

 平塚市の10~20代の男性14人は東海大学柔道部員で、既に3人の部員が感染し、県はクラスター(感染者集団)と認定した。新たに部員38人の感染も判明しているとし、感染者は計55人という。県は「同じ寮の学生も多いが、感染の広がりは部活動中の接触とみられる」としている。

 海老名市の90代女性は県厚木保健福祉事務所管内の通所型介護老人保健施設の利用者。感染者は職員を含め7人となり、県はクラスターと認定した。

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 県は14日、県内で既に発表されている新型コロナウイルス感染者のうち、10歳未満~90代の男女51人が変異株に感染していたと発表した。いずれも株の種類は特定されていない。県内の変異株感染者数は計1480人となった。

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